先日の週末、ちょっとリサーチを兼ねて、
東京の中でも“極めて歴史が深い街”に行ってきました。
それが知る人ぞ知る、東京の歴史スポット「国分寺」です。
みなさん知っていますでしょうか。
かつてはここに、「武蔵国分寺」という大きなお寺が築かれていたことを。
(天平時代741年、聖武天皇がすべての国に「国分寺」と「国分尼寺」を建立する命をだし、
武蔵国の国分寺として築かれたお寺です。 かの有名な東大寺は、これら国分寺の総本山的な存在なのです)
これは『武蔵国分寺跡資料館』に飾られている模型なのですが、
こんなにも壮大なお寺が今から約1300年前に国分寺にはあったという訳なのです。
そして現在ここは、このような風景に。
広い原っぱが広がっています。これこそがお寺があった跡なのです。
原っぱのところどころに観られるのがお寺の痕跡でもある柱石です。
確かにこの地にあったことがわかります。
また当時、境内には約60mの七重塔もあったそうで、
遠くからでもこの地一帯はとても目立つ場所だったのではないかと推測できます。
そんな風景がここにあったなんて思うと、なんか古代のロマンを感じますね。
中央線の街という以前に、
はるか古代の昔からここには人が暮らし、
いろんな文化や歴史が生まれ、根づいているのだと改めて感じました。
江戸だけじゃないぜ、東京は。
そんなことに気づかせてくれる「国分寺」。
ぜひ訪れてみてください。
※国分寺跡資料館では「無料ガイド」をしていただけます。
この日幸運にも他に訪問客がいなかったため、マンツーマンでガイドしていただけました!
とても勉強になりました。
そしてもうひとつ。
資料館の裏には「真姿の池湧水群」があります。
武蔵野の自然が残っていて、かつてはこのような景色が広がっていたのだなと実感できます。
これぞ国分寺崖線という見事な地形も見物です!
きれいな水が流れており歩くだけで癒されます。
こちらにもぜひ行ってみてください。