街や電車でいろんな広告を見かけると思いますが、
私はやっぱり自分の職業病(コピーライター)として、
コピーをまずいちばんに見てしまうわけです。
そしていつも唸らさせられるのが、
英会話スクールのベルリッツの広告。
(つい、ある!ある!と頷いてしまいますよね)
英語がちょっとできるけど、
人前や仕事で思い通り英語を使うには、
まだちょっと力不足という人の
心境を見事に突いていると思う。
ポイントはここ。「英語がちょっとできる人」。
これがこの広告のターゲット(この広告を伝えたい人)な訳ですが、
この人たちにピンポイントで響く
コピーの上手さというか、共感の掘り方と言うか、
そのグッとくるポイントがとても勉強になるからです。
英語ができない時のシチュエーションを広告にしよう、
みたいな大きな企画もさることながら、
やっぱりこの広告が面白いのは、
ひとつひとつのあるあるネタの言い方(コピー)が
とても巧妙で面白いからなのです。
毎回、本当にすごいな〜と思うわけで、
いつも刺激を受ける広告のひとつです。
(いろんなシリーズがあります。どれも秀逸!)
こういう「ある!ある!」と思わせることこそ、
コピーライターの仕事だと思うのです。